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【2024年04月29日03:46 】 |
個人的に
大当たりの作品を引いた。
いつも通り直感と表紙の雰囲気で即決したのだが。

キケン/有川浩
キケン
キケン
posted with amazlet at 10.04.27
有川 浩
新潮社
売り上げランキング: 3100


図書館戦争の著者が書いた大学青春物。
図書館戦争シリーズは何だかんだで手を出していなかったので、
有川さんの作品は、初体験。
そしてこの作品は超ツボ。

主人公たち成南電気工科大学機械制御研究部、
通称『機研』の面々が起こす、はちゃめちゃな大学・部活生活の物語。
大学生の頃は俺らも馬鹿やってたなーって人なら、
自分の体験を思い出して、懐かしさとか感じるんじゃないかな。
学生のノリってものに。

後、『機研』を卒業した主人公が社会人になり、
『機研』を振り返っての心情が、個人的にぐっときてしまった。

以下、『』内、引用。

『まるで昨日のことのように鮮明に思い出せるあの頃。
 なぞって話すだけでこんなに楽しいのに、
 ――もうあの場所は俺たちの場所じゃないんだ。
 (中略)
 学祭に行ってももう自分は客にしかなれない。
 あの祭の当事者にはなれない。
 それを認めるのが嫌だったのだ。
 俺たちは【機研】だ。【機研】は俺たちのものだ。
 ――もう違うと認めたくなくて。』


俺の場合、卒業してこう思ったのじゃなくて、
学年が上がって3年、4年生になる時点でこういうこと考えてたなぁ。
まだ当事者は当事者だったけど、もう手を離れていたし。
2年から3年への段階で慕っていた先輩が卒業されたってのも、
まぁ、大きかったよなぁ。
まだ先があるのに、あの時点で、
ほとんど俺の中では区切りがついちゃってたもの。
だから3年前期はしんどかったなぁ、ほんと。


サークルに今いる後輩たちには、
今のその時を全力で楽しんでおいてほしいなぁ。
生涯もう二度とそんな時間はないんだから。
本当に貴重な時間だと思うから。
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【2010年04月27日05:12 】 | 読書 | コメント(0) | トラックバック()
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